2013年12月号【岩崎舞 + OLYMPUS OM-D E-M1】4週目(最終回)



OM-D E-M1の写りで特徴的なのは、色が(良い意味で)濃い目となるだろうか。私服2パターン目の赤い色がいい感じだ。またここには掲載していないが、事前にテストでスナップを撮った時も、空や紅葉の色などがとても印象的な発色だった。ローパスフィルターレスのセンサーと「TruePic VII」の特徴と言えるかも知れない。

OM-D E-M1の最も気に入っている部分は、コンパクトで描写が良いのはもちろんとして、ボディー内5軸手ぶれ補正だ。特に動画撮影時は驚くほど効き目がある。下手なビデオカメラより安定性が良く、手持ちで撮っても細かいブレは一切発生しない。

この件は、たまたま復活一回目でOM-D E-M5を使い、以降デジタル一眼のムービー機能は、フルタイムAFも含め多かれ少なかれ同程度と思い込んだ結果、大変なことになったのが何回も(笑)その後、三脚を使い、引きと寄りを固定で撮って編集したのは、今となっては懐かしい話だ。

多くの撮影現場では、CanonのEOSが使われている。特に70Dは好評だ。しかしOM-D E-M1とE-M5は、使ったことがないだけで、試すと結構気に入る人もいるのではないだろうか。加えてシステムも小型化でき機動力もある。


さて、タイトルに(最終回)と書いた通り残念なお知らせが……。2012年3月から復活した「Photogenic Weekend RETURNS」であるが、今月をもって一旦休載することになった。

運営的には月間10~15万pv。従って1つの記事に対して2.5万pv以上と、週一回しか更新しないサイトとしては結構な数字だと思っている。YouTubeの動画に関しては再生回数:338,370回、推定再生時間:222,463分(12月25日現在)。売上げも広告とPREMIUMを合わすと、モデル代+サーバー代+α程度はあり、同じ内容であれば継続は可能だ。

しかし、スタジオ代までは難しい関係上、屋外はともかく、屋内のバリエーションが乏しく、さすがに飽きてきたのでは!?と思うところがあり、このまま続けても改善する見込みは無い……と言うのが最大の理由となる。

2004年11月からデジカメWatchでスタートした連載なので、後約一年続ければ丸10年となるが、丁度復活した時に扱ったカメラががOLYMPUS OM-D E-M5、そして今回はOM-D E-M1と、何となくいい頃合いかなと考えた次第だ。

21ヶ月の間、多くのカメラメーカーに協力して頂き、当初のコンセプトを崩さず続けられたことを感謝すると共に、毎週楽しみに見て頂いた皆さんにも感謝×∞。ありがとうございました!(完)


actress 岩崎舞
OLYMPUS OM-D E-M1
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm f2.8 PRO

music TAM Music Factory
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