2013年7月号【葉月ゆめ + Nikon D7100】2週目



Nikon D7000とD7100の違いは、1週目に書いた様に、センサー、ローパスレス、EXPEED 3など、構成する主要部分がこれだけ違うと、もう完全に別製品だが、細かい部分についても大幅に性能向上している。流石に二年以上間が空くとこんなにも差があるのかと驚くばかり。

液晶モニターは、輝度向上を図ったRGBW配列が採用された。文字通りWhiteのドット数が増え、より明るい表示が可能になる。加えて空気層を無くしたガラス・液晶パネル一体化構造により、映像がクリアに。色再現範囲もD4やD800と同等なレベルとなっている。

明るさに関しては、今回の様に晴れた屋外だとレフ板の影などに入らないと見えないのでその効果はケースバイケースだが、発色に関しては、D7000だとたまに「あれ!?」っと思うこともあり、D7100の方が正確の様に思える。

また傷が付き難く衝撃に強い強化ガラスを使っているので、保護用のカバーも無く、更に映像はクッキリ見える。このカバーは保護のためにはあった方が良いものの、付けると見辛く、と言って外すと傷はもちろん無くしそうになるため、付けずに常用出来るならそれに越したことない。


AFに関しては、新しい「アドバンストマルチCAM 3500DXオートフォーカスセンサーモジュール」を採用し、D4同等のAFアルゴリズム、そして高密度51点AFシステムを搭載した。動画・静止画に関わらず、各AFモードで性能アップしている。

日頃AF頼りの筆者にとって、AFの精度向上は、イコール、ヒット率の向上に直結するので、D7000ユーザーとしては羨ましい限りだ。とは言え、中央・上下3ポジションのシングルポイントAFしか使わないため、宝の持ち腐れになる可能性も否定できないが(笑)

ただ動画のAF性能に関しては、今回「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」を試したものの、手ぶれに関しては大丈夫だったが、カメラ側が動くグラビア特有の撮り方にAFが追尾せず、結局本番では使っていない。この点については先月号の「Canon EOS KissX7」と「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」のコンビネーションの方が優れていた。

私服二点目は、一点目の都会風からガラッと雰囲気を変えて、田舎の夏休み風に撮ってみた。水色のワンピースもいい感じにマッチする。場所自体は半径数百m以内とほとんど同じ。でも何故かこの一角で夏晴れた日に撮ると田舎の雰囲気になるから不思議なものだ。(つづく)


actress 葉月ゆめ
Nikon D7100
Ai AF NIKKOR 24mm f/2.8D
Ai AF NIKKOR 50mm f/1.4

music TAM Music Factory
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