2012年4月号【安枝瞳 + オリンパスOM-D E-M5】3週目



メーカーからOM-D E-M5をお借りする時、「ボディはブラックかシルバーかどちらになるか分かりません。届いた時に”シルバーがよかった(もしくは逆)”とは言わないで下さいね!」との話があった。個人的には色に関して拘りは無かったので、結果ブラックになっても問題無かったが、合わせるレンズやレザーの質感も両者で若干違うこともあり、一般的にはどちらに人気があるのか気になる部分だ。

操作性に関しては、メインダイアルとサブダイアルの2ダイヤル式で簡単にシャッタースピードと絞りを変更でき、結果が即座にEVFに現れる。背面の[Menu]や[Info]、[十字]ボタンなどの各ボタンは、筐体がコンパクトながらも、撮影中に何かボタンを押してしまうことも無く、高さも含めなかなか良い配置だ。ファインダー表示とモニタ表示を自動的に切替える「アイセンサー」も便利。全体的に操作し易く絶妙なバランスで構成されている。

モニタは角度調節が出来、動画撮影の時、頻繁に使ったのは、前回書いた通りであるが、加えて、タッチシャッター、タッチ拡大、AFエリア選択、AFエリア拡大、コマ送り/戻し、拡大再生……など、タッチ機機能(静電容量式タッチパネル)を持っている。慣れればiPhoneを使っている感覚でコマ送りや拡大などが出来、結構使い易い。正直、以前はこの手の機能にあまり関心が無かった筆者であるが、最近では比較的小さい液晶モニタを見るとまず先に指が出てしまう(笑)

バッテリ駆動時間は、撮った枚数が約650枚(JPEG+RAWなのでファイル数としては倍)、動画約22分(HD/Fine)の計1.3GBで最後の最後に一目盛減った。予備バッテリが一本あったので、余裕を見てその時点で交換したものの、多分そのまま撮影を続けてもバッテリ切れにはならなかったと思う。仕様上は約360枚(IS ON、CIPAの試験基準による)とあり、条件などにもよるが、普段使いには一つあれば大丈夫だろう。


OM-D E-M5はポップアップストロボを内蔵せず、2号と今回3号のカバー写真にある様な、外付けの小型ストロボ(FL-LM2)を標準装備。可愛いケースも付属する。TTL調光でGN=10/ISO200・m(GN=7/ISO100・m)となる。非常に小さいので、カメラと一緒にバック入れてもかさばらないし、付けたままでも外すのを忘れるほど邪魔にならない。更に高性能なものとしては同社製であれば、FL-50R、FL-36R、FL-14、FL-300R、FL-600Rに対応するので拡張も容易だ。

今回の動画は丁度1分辺りからカットせずにいきなり寄ってるので分かると思うが、引きも寄りも手持ちで撮影し、三脚は一切使用していない。普通の手ぶれはもちろん、低周波ぶれ(呼吸などによるぶれ)も心配だったが、後で映像を見てビックリ!低周波ぶれ補正(MSC IS)の効果か、ご覧の様にピタッと止まっている。後半少しオートホワイトバランスが不安定になっている部分があるものの、この時間帯は陽が出たり出なかったりと、ある意味仕方ない部分だ。それにしてもムービー専用カメラかと思うほど、このOM-D E-M5はよく撮れる。

瞳ちゃん、ブログはもちろん、Twitter(@hitomi_yasueda)、そしてFacebookと更新が活発だ。FBのPhotogenic Weekend Returnsページにまで”いいね!”を頂いた。最新情報が満載なので、彼女が気になる方は是非、ブログなどへアクセスして欲しい。(つづく)


actress 安枝瞳Style Corporation
オリンパスOM-D E-M5
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
music TAM Music Factory
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