10月号スタート!「Nikon 1 J1」と「彩月みほ」ちゃんの登場だ。カメラに関しては少し前に「Nikon 1 J2」が発売開始となっているものの、大きな違いは液晶パネルの解像度(約46万画素:約92万画素)とカラーバリエーション、撮影モードダイヤルに「クリエイティブモード」を追加など、基本性能は同じと言うこともあり、J1でも参考になると思われる。撮影日は10月1日。東京に台風17号が直撃しそうだったが、当日の朝には既に通り抜け、台風一過のいい天気となった。
Nikon 1 J1の主な仕様は、有効画素数10.1メガピクセルの13.2×8.8mmサイズ(ニコンCXフォーマット)CMOSセンサー搭載、最大記録画素数3,872×2,592ピクセル、ISO感度は感度制限AUTO/ISO100~3200(3200に対して約一段の増感でISO6400)、バッテリーはLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL20、メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応、3型TFT液晶約46万ドットモニター……など、ニコン1マウントを採用したカメラで、現在J2/J1/V1の3モデルがラインナップされている。サイズは、約106(幅)x 61(高さ)x 29.8(奥行き)mm。重量約277g(バッテリー/メディア込み)と、先月扱ったSONY NEX-7より更に小型軽量だ。
動画機能は、1920 x 1080(60i/30p)、1280 x 720(60p)のH.264/MPEG-4 AVCと、スローモーション動画として、640 x 240(記録:400fps、再生:30p)、320 x 120(記録:1200fps、再生:30p)も搭載する。筆者が好きな24fpsが無いのはちょっと残念なところか。今回掲載している動画は全て1920 x 1080(30p)で撮影、iMovieで編集、HD解像度で保存、YouTubeへアップロードしている。
使用したレンズは、「NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」一本。ニコンCXフォーマットは、35mm判換算で焦点距離が約2.7倍になり27~81mm相当と、この手の撮影には丁度いい。カバー写真からも分かる様に非常に小型。ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式の手ブレ補正機能を持つ。
写真はRAW+JPEGで撮影し、カメラに付属する「View NX 2.」で現像、掲載サイズに合わせて長辺を1,000px(PREMIUM版は2,600px)にリサイズ後、JPEGで保存している。また余談になるが、PREMIUM版に関しては、9月号4週目から、ameroadの数字がほとんど動かないこともあり、gumroadのみの対応へ変更した。
カメラの設定は工場出荷状態のまま。ISO感度/絞り/シャッタースピード/AFモード以外は特に触っていない。上ブロックはISO100~ISO400、下ブロックはISO400と800。絞りとシャッタースピードはExifのデータを参考にして欲しいが、何故か焦点距離が明らかにおかしい(30mmより大きい)カットが何点かある。使っているライブラリ側の問題だろうか。参考までに左上から順(ファイル番号順)に、19/10/10/10/20mm(上ブロック)、15/14/13/11/13mm(下ブロック)……と、結構広角側で撮っているカットが多い。
動画の撮影は、AF-F(フルタイムオートフォーカス)が使えることもあり、寄りと引きで置きピンしMFで撮る何時ものパターンに加え、手持ちでビデオカメラを扱うのと同様に、そのまま寄ったり引いたりするパターンも試みた。ただ結果的にはかなりゆっくり動かしてもピンを迷うケースが多発し、この1つ目の動画以外はほとんど使っていない。
彩月みほちゃんは、関連アイテムの「NO IMAGE」(ジャケ写は露出度が高いので……。)になっている11月23日発売の「Milky Honey」を撮影して以来二回目。日頃かなり頑張っている写真や動画が多く、今月号は逆に希少価値かも(笑)ご覧の様に普通に撮っても十分チャーミングでセクシーだ。(つづく)