D7100を操作するとき、まず初めに戸惑ったのは、リア左側にあるボタンが、D7000は、MENU/WB/ISO(縮小表示)/QUAL(拡大表示)だったのに対し、MENU/WB/QUAL(拡大表示)/ISO(縮小表示)そして一番下に[iボタン]が一つ増え、計5つに、並びも一部逆になっていることだ。特にピントを確認するときの縮小/拡大表示のボタンが上下逆なのだから、D7000の感覚で無意識に操作すると確実に逆の動作になる。ただこの件は、上位機種など他に合わせた形になっているので仕方ないところか。
意外だったのは、D7000の約132×105×77mm/約690gに対して、D7100は約135.5×106.5×76mm/675g(本体のみ)と、15g軽くなっていること。サイズは奥行き以外若干大きくなっている。パッケージから取り出したとき全く違和感が無かったのは、サイズの+と重量の-で、D7000との差を相殺しているからかも知れない。
逆に変わっていないのはシャッターユニット。15万回のレリーズテストをクリア、シャッタースピードは1/8000~30秒、フラッシュ同調シャッタースピードは1/250秒と同じだ。静音撮影モードも備えている。流石にD4は40万回のレリーズテストをクリアとあるが、ここまで必要なユーザーはこのクラスには少ないと思われる。
バッテリー駆動に関しては、D7000用に予備を数本持っているのであまり気にせず撮影し(一本しかない時だとかなり省エネ撮影している)、四週分の写真と動画を撮り終えたところで、インジケータが一目盛減っていた。感覚的にはD7000と同程度だろうか。D7100になって画素数などが増えているにも関わらず変わらないのはなかなか凄い。参考までに仕様上は約1,050コマと約950コマ(CIPA準拠)と、100枚ほどD7100が少なくなっている。
二週目で新しくなり精度が向上したAFモジュールについて触れた。実際使った感じでは確かにヒット率は上がっている様に思う。ただ劇的に変わった雰囲気はなく、逆にD7000も頑張っている。もっと違う(厳しい)撮影条件だとまた差があるのだろう。
D7100で撮影して、個人的に少し使い辛かったのは、先の「ボタンが逆」の件、一週目に書いた「ファインダー内の情報表示部が黄色から白文字になっていた」件、そして「動画撮影ボタンがリアから上部へ移った」ことだろうか。動画撮影開始時、ライブビューを正面から見ているケースがほとんど。ボタンが上部にあると、完全に視界から外れ見えなくなっている。手探りで押すと左右にある[測光モードボタン]や[露出補正ボタン]を押してしまうこともしばしば。慣れの問題かも知れないが、出来ればライブビューから眼を離したくない。
仮にD7000からD7100へ乗換えるとして、バッテリーは先に書いた通り「EN-1L15」と同じ。予備も含め無駄にならない。ただ、マルチパワーバッテリーパックは「MB-D11」と「MB-D15」で型番が異なり流用することはできない。これが意外に37,800円 (税込)と高価なのでもったいないところか。
ゆめちゃん、Gカップのバストばかりに視線が集まるものの、実はヒップもいい感じだ。と言うわけで、三週目の動画は背中からスタートと、少しこれまでとパターンを変えてみた。如何だろうか。(つづく)