2012年5月号【河井あすな + SONY α65】3週目



このα65の一番面白い(?)点は、パッ見”一眼レフカメラ”に見えることだ。大きさもコンパクトとは言え、他社の小型一眼レフカメラと形状も含めあまり差は無い。しかし実際は、ミラーは駆動せず光学ファインダーではなくEVFなので”ミラーレス”っぽいカメラ≠同社独自の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を搭載したレンズ交換式デジタルカメラとなる。

この「トランスルーセントミラー・テクノロジー」は、透過ミラーを採用し、撮影中にミラーのアップダウンが無く、常にそして同時にイメージセンサーとAFセンサーへ光を導びき、高速・高精度な位相差検出AFが静止画・動画を問わず働き、被写体にピントを合わせ続ける……と、サイトに掲載されている。

EVFは光学ファインダーと比較して、リアルタイムで色温度や露出が分かり、拡大によるピンの確認、ピーキング機能(MF時にピントが合った部分に色が付く)など、細かい情報をファインダーから眼を離さず見れ、また違った良さがある。これは光学ファインダーにはできない技であり、EVFならではのもの。

一昔前はまだEVFの性能も低く、とても光学ファインダーにはかなわなかったが、先月扱ったOM-Dにしてもこのα65にしても、EVFの性能はかなりなもので、違和感無く撮影可能。加えて先にあげた利点もある。一見一眼レフに見えるが、ミラーは駆動せずEVF搭載と言うパターンも技術的に可能になり、α65はその丁度ド真ん中を狙ったカメラだ。


さてEVF関連の話ばかりになったが、約92.1万ドット3.0型液晶モニタもなかなか見易い。「TruBlack(トゥルーブラック)ディスプレイ」は、外光反射を抑え、高コントラストで深みのある黒を再現できる特徴を持ち、写真や動画を確認する時、威力を発揮する。特に黒が映えるので全体的に引き締まって見える。この辺りの技術は同社ならではと言えよう。明るさセンサー内蔵により、液晶モニタの明るさを自動調整する機能に関しては、天気が悪かったこともあり、その差はあまり確認できなかった。

動画撮影時(もちろん写真撮影時にも使える)は、横方向に約270度、縦方向に約180度回転するバリアングルチルト可動式なので、ハイアングルからローアングルまで必要に応じて調整でき便利。流石に固定式だとこの手の動画は撮り辛い。いずれにしても撮影時一番使うEVFと液晶モニタのクオリティが高いと気持ちよく撮影できる。

YouTubeに掲載している動画に関しては、1週目で書いた通り”1280×720、MPEG4 MP4、30fps、STD”で撮影しているが、他にも多くの録画モードを持っている。AVCHD Ver.2.0は1920×1080、60i/60p/24pに対応。動画記録レートは少し細かく別れ、60p(PS)約28Mbps、60i(FX)約24Mbps、60i(FH)約17Mbps、24p(FX)約24Mbps、24p(FH)約17Mbpsとなっている。事前にいくつか試したところ、YouTubeでHD解像度にするにはオーバースペックで編集にも時間がかかるため、先のモードにした経緯がある。いずれにしてもどのモードを使うかは、予めテストした方が無難だ。

注意する点としては撮影中、MP4の場合はファイルサイズが2GBになると記録終了、AVCHD は2GBになると新しいファイルが作られ録画は続行されること。今回のケースだと最長で一本約2分。ファイルサイズは178MBだった。MP4(720STD)で2GBだと約20分程度まで連続録画可能となる。グラビアのイメージ動画は1チャプタせいぜい10~15分。はじめから終わりまで回しっ放しはまず無いので、仮にMP4で撮影しても1つのファイルが2GBを超え停止することは無いだろう(つづく)。


actress 河井あすなARDENY ENTERTAINMENT
SONY α65
SAL35F14G
SAL24F20Z
DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM
music TAM Music Factory
カテゴリー: DSLR   タグ:   この投稿のパーマリンク

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