2012年8月号【汐田理子 + Nikon D7000】2週目



8月号は、旧ウィークエンドも含め、撮っている時間帯がかなり異なる。通常だと9時集合など、朝から撮影開始、昼過ぎには終わって遅めの昼食後解散……と言うパターンなのだが、今回は14時過ぎから撮影を開始した。理由は日中暑過ぎるのと、夕方以降外で撮りたかったからだ。もちろん天気が悪いとうまく行かないものの、結果的にはOK。撮影した順番は、私服1、水着1、水着2、私服2と、私服1だけ炎天下だったが、その後は涼しく部屋で撮り、日没前に最後の私服2と、私服1以外はあまり汗をかくことも無く撮影出来た。

もう一つ、夕方外で撮りたかったのは、上ブロック、ご覧の様な色になるからだ。天気のいい日、日没の約1時間前頃、レフ板を使い光を起こすと、肌色が少し橙色がかった独特の発色となる。南国ロケでは、この時間帯に浜辺に着く様、一日の予定を組み、海バックで撮影することが多い。残念ながら今回は海バックでないものの(加えて周囲の建物に邪魔されず光が直接届く場所は限られているので、背景はあまり綺麗では無いが……。)、これまでのウィークエンドでは出せなかった色が出ていると思う。但し、この色になる時間帯はほんの30分程度。タイミングを外すとアウトなので要注意!

去年三月までメインで使っていたD2XとD7000との違いは色々あり、一つはISO400以上でも色が綺麗と言うことだ。これはD7000に限らず、最近のデジタル一眼レフカメラの多くは同じ傾向で、かなりの高感度でも実用的に使える様になった。D2Xでポートレートだと最大でISO400。それでも等倍で見るとそれなりにノイズが目立っている。もちろんノイズ感を狙った写真が撮りたいのであれば、話は違ってくるので、あくまでも普通に撮りたい場合の話だ。

この8月号は、私服1以外、多くの写真をISO400かISO640で撮っている(動画も同様)。それでこれだけクリアに写るのはD2Xでは不可能だった。ただISO感度が高いと言うことは、光自体は弱いと言う意味なので、ちょっとしたことで仕上がりも変わってしまう。下ブロックの水着2に関しては、撮れる場所が室内に限られていたため、かなり暗くなっていたものの、無理無理撮っていることもあり、先週の水着1と比較して、イマイチ色乗りが良くない。


一年以上、D7000をメインで使い気に入っている点は、先の高感度の件に加え、「軽い」事、そして「バッテリーの持ちがいい」事もあげられる。特に最近では、極力持ち運ぶ機材を”軽く”そして”コンパクト”にしたいこともあり、この2点は重要だ。と言うのも、数年前までは、現場で撮影し、データをノートPCへバックアップ、後日、ポータブルHDDへコピーして納品と言う形が多かったが、最近では、大容量メディアが安くなったこともあり、ノートPCすら持ち歩かず、現場で撮影後、メディアを預けて納品となるケースが増えてきた。一番重たいノートPCが不要であれば、尚更出来るだけ機材を軽くしたいところ。ただノーチェックでそのまま全データを渡しているので、失敗カットを見られてしまうと言う怖さもあるが……(笑)

バッテリーの持ちが良ければ、その分、予備を多く用意する必要も無く、計2本あれば十分。充電器も不要だ。実のところ、これまで丸一日の撮影でも、2本目のバッテリーまで使ったケースは皆無。1本でも十分なのだが、流石に何かの時に困るので、1本だけは予備を入れている。但し、今回の様に動画も撮影するとなると話は別だ。8月号のパターンだと、4週分の写真と動画を撮り終えた時点で、1本目のバッテリーがギリギリ。流石にライブビューとメディアの書込みが頻繁にあると、バッテリーの消耗も激しくなる。

さて今回、はじめてD7000で動画を撮影したところ、かなり映りは良いことが分かった。AFが遅く(AF-Sタイプのレンズならまた違うかも知れないが)、手ぶれ補正機能も無いため、フォーカスそしてアングル固定と使えるシーンは限られているものの、うまく使えば効果的だ。今年になって、写真だけでなく、動画も撮影している現場が若干あるので、機会を見て本番投入してみたい。残念なのはフルHDだと24pになってしまうこと。30pだとHD解像度となる。この点は次モデルで改善されるのだろうか。

汐田理子ちゃん、8月は大忙しで、この週末の18日(土)、19日(日)にもイベントがある様だ。更に9月1日(土)は『アイドルサミットvol.3』にも出るとのこと。ブログも結構更新しているので是非チェックして欲しい(つづく)。


汐田理子
Nikon D7000
AF NIKKOR 50mm 1:1.4
AF NIKKOR 35mm 1:2D
AF NIKKOR 24mm 1:2.8D
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