2012年10月号【彩月みほ + Nikon 1 J1】3週目



このサイトは普通のポートレート的な撮影なので使わなかった機能として、「モーションスナップショット」、「スマートフォトセレクター」、「スローモーション動画」など、ちょっと変わった面白そうなものが結構ある。どれも効果的に使えばより楽しめるものだ。

「モーションスナップショット」は、シャッターを押すとそのタイミングでの写真はもちろん、前後約1秒の動画も同時に記録する機能だ。前約1秒に関してはシャッターを半押し時からスタートする。加えて、再生時には2.5秒へ引き伸ばした動画と写真を合わせBGMと共に観ることができる。一般的に動画編集の時、写真を要所要所で入れるのは良くある手法だが、これを短いとは言え、オートで処理するなかなかの優れもの。

「スマートフォトセレクター」は、シャッター半押しでピントを合わしつつ先撮りスタート。シャッターを全押ししたタイミングで前後20枚を抽出、その中から手ブレや構図がおかしいものを省き、ベストショット候補を5枚を残し、更にその中からベストショット(と思われる)写真を1枚選び出す。記念撮影など失敗できない時に使うと良さそうだ。ここで掲載している様な写真でこの機能を使うと、どんな結果になるのか興味のあるところ。

「スローモーション動画」は、1秒間に400fpsもしくは1200fpsで録画する。但し解像度は通常時より落ち、前者が640×240ピクセル、後者が320×120ピクセルとなる。実はこのカメラでは無いが、別の現場で「スローモーション動画」を使った撮影を経験したことがある。被写体は”揺れる巨乳”(笑)かなり楽しめる映像になるので、機会があればここでも試してみたい。


この手のコンパクトなカメラは、色々なシーンで使われ、被写体や楽しみ方は様々。面白そうな機能はあればあるだけ喜ばれるだろう。企画、そして実装するのは大変だと思われるが、コンパクトなミラーレス全盛の昨今、各メーカーの今後のアイディアと頑張りに期待したい。

今週掲載した写真は、上ブロックはISO100/200/400、下ブロックはISO400/800で撮影している。動画はISO800で一週目と同様、AFと置きピンをミックスした撮影内容だ。今回のシーンではAFは思い通りに合っていることが多く、ほとんどカットせずに使っている。また一般的な一眼レフカメラだとボケそうな背景が、それなりに写っているのは、先週書いたセンサーサイズの特性となる。

「マウントアダプター FT1」があるので、これを付ければFマウント用NIKKORレンズが流用でき、例えば筆者が常用している24mm F2.8や、35mm F2.0を使って開放で撮ればまた違った結果になりそうだ。但し、35mm判換算で約2.7倍、64.8mm/94.5mmと、少し長くなってしまうが……。

みほちゃん、ご覧の通りかなりの美脚。その関係もあってか、動画はバックショットが多かったりする。実は掲載している写真は全体のバランスを見て選んでいるので分からないが、撮った比率は同じくバックショット系の方が多い。とは言え流石にこればかりでは面白く無いので、今週の動画、1:20ぐらいから掲載可能な範囲でのサービスカット入り!(つづく)


彩月みほ
Nikon 1 J1
NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

music TAM Music Factory
カテゴリー: DSLR   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

関連アイテム