2012年12月号【吉見早央 + Nikon D600】3週目

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1週目に書いたが、連載が休止している間に、FXフォーマット機としては、Nikon D4とNikon D800(E)が発表された。どちらも残念ながら個人的には触ったことのない機種だ。いろいろ特徴があるものの、エンジンが「EXPEED 2」から「EXPEED 3」になったのも大きな進化と言える。所有しているNikon D7000のエンジンはEXPEED 2、そして今月号のNikon D600は上位機種と同じEXPEED 3を搭載している。

同社のサイトによると、「色再現性、階調処理、高感度画質に優れ、色回りを抑え、人物の肌色をより忠実に再現」、「アクティブD-ライティング時の色再現性の向上」、「膨大な量のデータ処理を高速で実行」、「1920×1080:30pのフルHD動画に対応」……などのキーワードが並ぶ。またデータ処理が速くなったことにより、高感度ノイズ低減、アクティブD-ライティング使用時にでも、連続撮影速度を犠牲にすることなく、処理の影響を最小限に抑えられるとある。

色などスペック上に現れ難い部分はデータを取って比較するしかないのだが、EXPEED 2から明らかに良くなっている部分は動画性能だろう。D7000の場合、30pは1280×720まで、フルHDの1920×1080は24pが最大だ。個人的には24p好きなので特に問題無いのだが、一般的にはこのフルHDが24pか30pかは結構重要視されると思われる。

もちろん色の出方もD7000とは随分違う。これはセンサーのサイズが違うことによる画素ピッチの差もあるので、一概に新しいエンジンが理由とはならないものの、D600の方が全体的にマイルドな感じだ。恐らくVividで現像したのは、普段D7000の色に慣れているからかも知れない。D7000ではいろいろ撮ったが、被写体が人物の場合はVividで現像した事はない(クライアントの要望で派手に仕上げるためあえてVividを使ったことはある)。そろそろD7000の後継機であるD8000(仮名)が出ると思われるが、EXPEED 3になってどうなるか楽しみにしている。


三週目と四週目の写真は、一週目と二週目のカット違い。私服は右下のみ24mm。他は全て85mm。水着は中央と右下が50mm、左下が24mm。他は85mmとなっている。こうして見ると、やはりFXフォーマットは広角側が面白い。DXフォーマットだと35mmが50mm相当、50mmが85mm相当の感覚となるものの、この広い絵だけはどうにもならない。丁度私服右下を撮っていた時、「これで水着なら南国っぽいのに」と話していたのを思い出した。Vivid で現像した色合いもいい感じだ。

動画はD7000もそうなのだが、露出制御をAEか固定かの選択がメニューから設定できる。また音声記録をOFFにするモードも備えている。特に露出制御に関しては重要で、AEだと背景の明るさによって、メインの被写体である、肌色の明るさが変わってしまうのだ。丁度一週目の動画がそれに相当するシーンがあり、足元はブラウンのベッドカバー、お腹の辺りから背景は明るい窓、そしてバストアップの位置では茶色い簾と、足元から顔まで上げて行くと部分的に背景の明るさが極端に変わる。もしAEだと背景が窓になったエリアは肌色が暗くなってしまうのだ(足元で明るさを合わせた場合)。従って固定に出来る機種では必ず固定にしている。

音声記録に関しては、この連載では、後からBGMを入れる関係で不要と言うこともあり、出来る場合はOFF。少しでもデータ容量を減らしたいのはもちろんだが、編集中に自分の声は聞きたくない(笑)

早央ちゃん、ブログなどを見ると、ここのところずっと撮影で忙しそう。フリーで活動していることもあり、営業は、雑誌などの裏に書かれている編集部の電話番号に直接電話しているとのこと。大人しそうな見た目からは想像できないパワフルな女性だ。(つづく)


吉見早央
Nikon D600
Ai AF NIKKOR 24mm f/2.8D
Ai AF NIKKOR 50mm f/1.4
Ai AF NIKKOR 85mm f/1.4D IF
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

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