2013年3月号【桜あんり + SONY DSC-RX1】3週目



「SONY DSC-RX1」の魅力は1週目に書いた通り、このコンパクトなボディにフルサイズのセンサーを搭載していること。そしてもう一つはレンズ交換式ではなく、”カールツァイス「ゾナーT*」35mm F2 単焦点レンズ”一本でシステムが完結していることだろう。単品販売してもそれなりの価格になりそうなレンズだ。

一般的に例えば24mmだとポートレートは難しく、50mmだと風景やスナップなどが難しい。同社のサイトには「適度な広がりと自然な遠近感が特長の35mm単焦点レンズによって、風景、ポートレート、マクロなど、さまざまなシーンを自然な画角と遠近感で、被写体をありのままに描写します。」とあり、オールマイティに使えるレンズと言えよう。加えて通常モードで撮影距離30cm、マクロモードで20cmまで寄れ、グッと迫力のある写真を撮ることも可能だ。

普段仕事でAPS-Cサイズ+35mm F2.0を最も使っていることもあり(使用頻度90%以上)扱いには慣れているはずなのだが、フルサイズ+35mm F2.0だと見慣れた絵が液晶ディスプレイの中に無い。単純にクロップされた部分を見ているか、全て見えているかの違いとなるもののその差は大きく構図がしっくり決まらず、前半戦はいろいろ探りながらの撮影となった。

この件、テスト撮影でスナップしていた時は全く気にならなかったのだが、人が構図に入るとその違いに四苦八苦(笑)逆に2週目に書いた様に動画撮影時、手ぶれ補正ONだとf=44mm相当。こちらの方がまだ扱い易かった。


更にこのレンズは”9枚羽根円形絞り”を採用し、美しいぼけ味を持つ。今月号はこのこともあり、何時もより絞りは開け気味で撮影している。絞りは電子式ではなく、レンズリングを使い設定するのでアナログっぽい雰囲気もある。室内は狭いので分かり辛いが、外での写真は分かるのではないだろうか。

フルサイズなので、その分ピントはシビアになるが、AFはかなり優秀。高確率でピンが来ている。ただハイエンドの一眼レフと比較するとAFはそれほど速くない。とは言え我慢できないほど遅くもないので(個人差はあるだろうが)許容範囲内だった。

AFのフォーカスエリアは、マルチポイントAF(25点自動測距)、中央重点AF、フレキシブルスポットAF、フレキシブルスポットAF(追尾)、フレキシブルスポットAF(顔追尾)と、5パターン。中央重点AFかフレキシブルスポットAFを試したところ、ポートレートでは縦位置が多いこともあり、適当な上の部分で固定し、AFロック後、少しだけカメラを動かし構図を決めるパターンとなった。

あんりちゃん、4月6日(土)に撮影会が予定されている。詳細は彼女のブログを参考にして欲しいが、久々とのこと。興味のある方は是非参加して欲しい。(つづく)


actress 桜あんり
SONY DSC-RX1

music TAM Music Factory
カテゴリー: compact   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

関連アイテム