2013年10月号【芝崎めぐ + SONY DSC-RX1R】4週目



全体的な使用感は、特に気になる部分も無く、レンズリングを使った絞りのコントロールも操作し易く、AFは速くて精度も高い。もちろん一眼レフの快適さとはまた違った快適さなのだが、35mm一発でレンズ交換できない分、割り切って他のことを考える余裕も出てくる。普段ズームレンズの使用頻度が高いユーザーは少し戸惑うかも知れないが、そのギャップを楽しむのもいいだろう。

ローパスフィルターレスは抜群の解像感と引き換えに気になるのはモアレだ。しかし10月号に限っては、たまたま衣装や水着の素材、光の当たり具合などと相性が良かっただけだと思うが、それを忘れてしまうほど、モアレは出ていない。こんなケースもあるんだ!と逆に驚いた次第。

バッテリー駆動時間はRX1同様、結構短い。使用している「NP-BX1」が小さいので予想はしていたものの、JPEG+RAW、そして動画撮影もとなると、着替えの度に継足し充電しても、最後の水着の撮影ではバッテリー切れ。結局、USB ACアダプタから充電しつつ、ひも付き撮影となった。旅行などでは何本か予備を持った方が安全だろう。

少しでもバッテリーの減りを抑える手段として、オプションの”光学ビューファインダー「FDA-V1K」”や”電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」”を使う手が考えられる。前者はノーバッテリー、後者は液晶ディスプレイと比較すると有機ELなので省エネ。ポートレート系の撮影はピントがシビアなので電子ビューファインダーがお勧めだ。


このコンパクトで写りも抜群のRX1R、最大のウィークポイントは価格だろうか。価格.comで調べたところ、最安値でも20万円越え。個人差もあるだろうが、衝動買いできる範囲をはるかに越えている。内容を考えると妥当かも知れないが、もう少し安くなって欲しいところか。

先週はSONY α 7/7Rに限らず、各社から一斉に新型のデジタルカメラが発表された。PC関連も合わすと10月後半は大量の発表があり、もうお腹いっぱいの状態だ(笑)その昔、この連載をはじめた当初、編集担当が「毎月違うカメラを扱えるほど、機種があるのか!?」と心配していたが、本当に該当機種が無くコンパクトカメラを扱ったのは、特別編を除くと2005年8月号の一月だけ。何とかなるものだ。

めぐちゃんのブログとTwitter、気が付くとプロフィールの写真が、2週目に掲載した水着右上の写真に替わっている。気に入ってもらえた様でよかった。

さて、11月は金曜日が5回あるため、11月1日(金)は一回お休みを頂いて、11月8日(金)からスタートする予定だ。撮影は来週。台風が過ぎ去った後なので、天気は大丈夫だと思うのだが……。カメラはCanon EOS 70D。11月号をお楽しみに!


actress 芝崎めぐ
SONY DSC-RX1R

music TAM Music Factory
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