2013年4月号【間宮夕貴 + Nikon 1 J3】2週目



去年10月に「Nikon 1 J1」を扱い、「Nikon 1 J3」との違いを「Nikon 1 V2の性能がそのままJ3に移った」と大雑把に先週書いた。画素数などの違いもあるが、一番大きいのは「光学ローパスフィルタが無い」ことだろう。

この「光学ローパスフィルタ」はモアレを防ぐため、レンズとセンサーの間に入り、ある種の情報をカットしている。従ってその分、センサーで受取った情報は解像感が損なわれており、その後の画像処理でシャープネスを施していた。モアレを防ぐと言うメリットもあるが、替わりに失われる情報も無視できないレベルにある。

ここ数年、この光学ローパスフィルタを細工をしたデジタルカメラが少しずつ出始め(Foveon X3など元々センサーが異なり理論上不要なものもある)、遂にこんなコンパクトなミラーレス機にまで対応しだした。個人的には嬉しい限りだ。

Nikon 1 J1の絵とJ3の絵を比べても(長辺1000pxに縮小しているものの)、何となくオリジナルの画素数以上に解像感が高いのはこれが理由。動画も同様で結構シャープな映りとなっている。


もう一つ実際使って思ったのは「動画撮影時のAF性能の向上」だ。Nikon 1 J1の時は「手持ちでビデオカメラを扱うのと同様に、そのまま寄ったり引いたりするパターンも試みた。ただ結果的にはかなりゆっくり動かしてもピンを迷うケースが多発し、この1つ目の動画以外はほとんど使っていない。」と書いてある。

しかし今回は全て手持ちで撮影した。多分Nikon 1 J1と大差無いなら、間違いなく三脚で固定したと思うが、フルタイムオートフォーカスの追尾性能が良く、気にならない範囲に収まっているため三脚は使わずじまい。レンズは同じなので、内部的な処理速度やロジックがかなり変わったものと思われる。

私服2点目は強めの雨でガード下でも撮影困難になった関係上、室内で撮影した。ただそうでなくても暗いのに、水着1と2を優先させた結果、外光はかなり暗く色乗りが悪くなってしまった。また暗部は結構ノイズも乗っている。ここだけRIFAにすればよかったかも……と、ちょっと反省。

間宮夕貴ちゃん、丁度この水曜日、夜11時58分@テレビ東京からスタートした「めしばな刑事タチバナ」に出演している。こことはまた違った雰囲気なので、興味のある人は是非観て欲しい。「ん?衣装同じ!?」。(つづく)


actress 間宮夕貴
Nikon 1 J3
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

music TAM Music Factory
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