2013年4月号【間宮夕貴 + Nikon 1 J3】3週目



2週目は主に「光学ローパスフィルタ」の有無による「Nikon 1 J1」と「Nikon 1 J3」の違い、そして実際動画を撮影した場合、フルタイムオートフォーカスの性能が大幅に向上していると書いた。もちろん違いはこの2点だけでない。

AFに関しては「アドバンストハイブリッドAFシステム」と呼ばれる、73点のAFポイントを持つ「撮像面位相差AF」と、135点のAFポイントを持つ「コントラストAF」による二種類のAFシステムが自動的に切替わる仕掛けが組み込まれている。動きのある被写体に有効な前者と、暗部でも被写体を捉えることができる後者が二つともあるのだから鬼に金棒だ。

更に世界最短(2013年1月8日時点で発売済みのレンズ交換式デジタルカメラにおいて)の撮影タイムラグ実現している。今回特にAFには不利なシーンが多かっただけに、何も迷わずピシッと決まるピントは、撮影していてなかなか気持ち良かった。

動画撮影時のAFに関しては、同社のサイトに「動画撮影中でも常に動く被写体を追従しピントを合わせ続けます。」と「構図が変わった時にも素早くピントが合います。」の記述がある。多分、被写体が動くのではなく、カメラが動くグラビア動画固有の撮影方法にピンが合い続けるのは、後者が機能しているからだろう。


もう一つAFに関しては、「AF追従で約15コマ/秒撮影可能」があげられる。これも先の条件において世界最速の高速連続撮影を実現している。今回の様な撮影では全く使わない機能だが、(予期せぬ方向へ)動き回るペットや小さい子供を撮る時などは有効だ。

Nikon 1 J1には「スマートフォトセレクター」と言う機能があったが、Nikon 1 J3には「ベストモーメントキャプチャー」として「最高の一瞬を”選べる”スロービュー 」が加わっている。シャッターボタン判押しで連続した20コマ(約1.3秒間)の写真を一時的に記録、繰り返しスローモーション再生されるので「これ!」と言うベストショットを全押しし、カットを確定する仕掛けとなる。

動画と静止画の複合技としては、フルHD動画撮影中でも、3:2(4,608×3,072ドット)の高精細な静止画を同時に撮ることが可能なこと。もちろん、静止画撮影中に動画が切れることは無い。この機能、文字で見ると簡単そうだが、実際動画の撮影中は被写体の動きや構図に集中しているので、いきなり静止画を撮影するのは(しかも動画も記録中なので手ぶれなどボディが何かの拍子で揺れるのはNG)慣れないと難しそうだ。うまく使いこなせばグラビアイメージで同撮でき、面白いかも知れない。

間宮夕貴ちゃん、ページの右側や下に掲載している4月25日発売のイメージDVD『兄物語』発売イベントが、4月29(月・祝)にソフマップアミューズメント館8Fイベントホール@18:00~で行われる。興味のある方は是非遊びに行って欲しい。(つづく)


actress 間宮夕貴
Nikon 1 J3
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

music TAM Music Factory
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