EOS Kiss X7には、Kissならではの撮影モードとして、モードダイヤルに「かんたん撮影ゾーン」がある。全自動の「シーンインテリジェントオート」や、X7で新搭載の「キッズ」、「料理」、「キャンドルライト」。従来の「夜景ポートレート」などと合わせると、いろいろなシーンをカメラの知識無しで撮影可能になる。
今回実機の届くタイミングに少し余裕があり、テストを兼ねて何パターンかのモードでも撮影した。一番便利だったのは、「シーンインテリジェントオート」。逆光だろうが、背景が暗かろうが、何も考えずにシャッターを切るだけで、そこそこの写真が撮れてしまう。ほとんどレンズ付きフィルムの感覚だ。たまには知らないモードも使ってみるべきと改めて思った次第。
オリジナルのウィークエンドの頃から、同社のカメラで撮る時は、掲載サイズ上、最大画素数は不要のため、RAWはRAWでもM-RAWを使っていた。今回も何時ものパターンで……と思っていたところ、メニューにM-RAW/S-RAWの文字が無い。そう言えばKissにはこのモードは無かったのだ。調べてみると、Kissシリーズより上のEOS 60DはOK。仕方なく最大画素数の組合わせRAW+JPEG(L)で撮影した。
ただそうすると合わせて一枚30MB前後の容量となり、100枚撮れば約3GB、×4衣装だと約12GB。トータルではそれなりのサイズだ。KissクラスでRAWを使うユーザーの割合がどの程度かは分からないが、技術的に可能であればM-RAW/S-RAWも欲しいところか。
これまで動画は、多くのカメラで手ぶれ補正の効きが弱く(または手ぶれ補正機能が無い)、もしくはAFが追尾しない関係で、MFにしフォーカス固定+三脚を使用した。加えて動画撮影に限って露出固定できない機種もあり、短い撮影時間の中、苦労したこともしばしば。
今月は一週目から四週目まで全て「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」のワイド端でIS(手ぶれ補正)ONにし、ほとんど手持ちで撮っている。ご覧の様に手ぶれせず、AFも追尾し、露出は固定と……この手の動画を撮影するのにピッタリの感じだ。
扱った中で一番撮り易かったのは、ボディ内に5軸手ぶれ補正機能を持つOLYMPUS OM-D E-M5だったが、それに次ぐ性能と言える。しかも今回はレンズ内にある光学系の手ぶれ補正だけでこの安定感なのだから驚きだ。惜しいのは、液晶ディスプレイが固定で見辛く、バリアングルが欲しいところ。そう言った場合は、EOS Kiss X7iになるのだろうか。
一週目と衣装が替わってグッと大人っぽく見えるかすみちゃん。丁度この14日(金)21時から「中居正広の金曜日のスマたちへ」に出演するので、興味のある人は是非観て欲しい。(つづく)
actress 上條かすみ
Canon EOS Kiss X7
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
EF35mm F2 IS USM music TAM Music Factory
Canon EOS Kiss X7
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
EF35mm F2 IS USM music TAM Music Factory