デジタルカメラにタッチパネルを搭載し出したのは何時頃からか覚えていないが、当時はじめて触った時は結構否定的だった。理由は単純。無くても従来の操作で全てまかなえるからだ。しかし面白いことにそれから数年経った今、全く逆の意見となっている。
これは環境の変化が大きく影響していると思われる。ここのところ新しく増えているデバイスは、iPhoneだったりiPadだったり、Nexus 7だったり、Surfaceだったり……どれもタッチ対応。気が付くと家の中にはタッチ対応のデバイスで溢れている。
笑い話として、少し前にカフェで知人のノートPC(MacBook Air)を少し借りて操作しようとした途端、無意識で液晶パネルにタッチしているのだ。流石に据置型の液晶ディスプレイでこの動作はしないものの、小型のタイプは「ついつい」と言った感じだ。
同様にiPhoneを含むスマートフォン内蔵のカメラを操作する時は、タップしてピントを合わせたり、シャッターを切ったり、再生時にピンチで拡大したり、自然に当たり前の様に操作している。
もうこうなってしまうと、デジタルカメラもできればタッチに対応している方が操作し易い。ただ撮影時のタッチに関しては被写体によって相性がありケースバイケースとなるだろうか。
Canon EOS 70Dでは、再生時の写真選択や拡大・縮小はもちろん、撮影時AFフレームの移動や絞りやシャッター速度をタッチで変更可能に加え、ライブビュー使用時は、AFから撮影までを自動で行うタッチシャッター機能を搭載。まるでスマートフォンで撮影するのと同じ感覚で扱える。
とは言え、流石に今回のようなポートレート系では、三脚か何かに固定しない限り、ライブビューでのタッチシャッターは厳しいものの、動きの無い(もしくは少ない)被写体であれば大丈夫。慣れとは怖いものだ(笑)
話変わって12月号は、カメラはOLYMPUS OM-D E-M1、タレントは岩崎舞ちゃんの予定で現在準備中だ。12月6日(金)からのスタートなのでお楽しみに!