「X-M1」は、基本的に「FUJIFILM Xマウント」採用機としては下位モデルだが、「X-Pro1」と「X-E1」には無い特徴を二つ持っている。一つは”チルト式モニターを搭載”していること。もう一つは”Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)に標準で対応”していることだ。
具体的にはiOSとAndroidに対応した「FUJIFILM Camera Application」をダウンロードし使用する。機能としては「カメラの画像を1コマずつ送信」、「カメラの画像を複数まとめて送信」、「スマートフォンの位置情報をカメラへ取込む」、「カメラ内の画像や動画をスマートフォンで閲覧」と、この4つ。また固有のIDやパスワードは不要で、即利用可能だ。加えて「FUJIFILM PC AutoSave」を使うと、撮ったデータをパソコンへ自動保存することも出来る。
筆者は日頃Facebookなどへ画像をアップロードする時、スマートフォンに内蔵しているカメラで撮影、アプリで加工している。何と言っても手軽だし、最近は画質的にもスナップ程度であれば特に不満は無いからだ。アプリも豊富でPhotoshopで加工するより類似する処理を簡単に行えるものメリットだろう。
Eye-Fiを使えば同じ様なことは可能だが、Wi-Fiを内蔵しているのなら使わない手はない。もちろん画質はスマートフォン内蔵カメラとは比較にならずハイクオリティ。カメラ自体もコンパクトなので、少し気合を入れて撮る時などは非常に有効な機能と言えよう。
「X-M1」での動画機能は、フルHD解像度でも30pとなり、「X-Pro1」と「X-E1」より性能アップしたと書いたが、逆に24pは無くなっている。あの映画っぽい雰囲気になる24pは、個人的に好きなので出来れば残して欲しいモードだったりする。
先週も含め、今回の動画も、「X-Pro1」や「X-E1」同様、”露出制御でマニュアルが使えずAEになってしまう”関係から苦戦している。とにかく少しカメラか被写体が動くと背景の明るさに引っ張られ、被写体の明るさが変わってしまうのだ。掲載した動画ではあまり変わっていない様に見えるが、これは編集時に明るさを調整して何とか抑え込んでいる。
また「自動追尾AF」もこの動画で少し試したものの、所々一瞬ピンを迷う部分があり(今回は味と言う雰囲気だったので該当部分もそのまま使用した)、グラビア固有のカメラが動く撮り方は難しい。発色も含め映りがいいだけに是非改善をお願いしたい部分だ。
智世ちゃん、二点目の私服は一点目とは随分変わり、田舎の夏休より、リゾートが合いそうなイメージ。とは言え、そんな場所へ行く余裕も無いので(笑)、背景を無機質っぽい場所へ変更。こちらの方がより大人っぽく見えると思うが如何だろうか!?(つづく)