2013年8月号【上杉智世 + FUJIFILM X-M1】4週目



この連載では、自前のNikon以外のカメラの時は、機材を手配する関係上、レンズキットのズームレンズを使うことが多い。今回は、「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」の一本。ダブルレンズキットになると単焦点の「XF27mm F2.8」も付属する。35mm判換算41mm相当なので使い易そうだ。

ズームレンズとしては、加えて「XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」があげられる。35mm判換算で84~305mmに相当し、この手の撮影にはあまり向かないものの、このコンパクトなボディでテレ端305mmはなかなか強力。

その他、単焦点だと、「XF14mmF2.8 R」、「XF18mmF2 R」、「XF35mmF1.4 R」、「XF60mmF2.4 R Macro」の4本が発売中だ。どれも魅力的なレンズだが、個人的には今回使ったズームレンズに+1本の場合、通常だと35mmとなるだろうか。

ただこのシステムを仕事で使うとは考え難く、お散歩用カメラとして考えた場合は、もっと広角が欲しくなる。安価なレンズではないだけに、結構悩みそうだが、その悩んでいる時間も楽しい一時だったりする(笑)


今回の「X-M1」で、同社のレンズ交換式Xシリーズとしては、2012年7月号の「X-Pro1」2013年1月号の「FUJIFILM X-E1」と、一通り試用したことになる。メカニカルなカメラとして楽しみたいなら「X-Pro1」、お気楽撮影なら「X-M1」と言ったところか。

ただ以前から指摘している、撮って出しのJPEGとパソコンでSILKYPIXを使ってRAW現像した時の共通性が無い点、動画で露出固定ができない点、この2点が気になる部分だ。前者はいろいろな意味で難しそうだが、後者は後継機で対応を是非お願いしたいところ。

いずれにしても、レトロ調のミラーレス機は、各社から登場し、激戦区になっている。スマートフォン内蔵カメラの画質が向上してきただけに、コンパクトカメラはスキップ、一眼レフとの間となると、この手のカメラに落ち着くのだろう。X-M1は一部、上位機種よりスペックが勝っている部分があり、それに追い付く次モデルの登場が楽しみだ。

話し変わって、9月号は既に撮影済み。機材はCanon EOS Kiss X7i。残念ながらタイミング的にCanon EOS 70D(出荷版)は間に合わなかった。タレントは、西城凛さん。9月6日(金)から公開予定なのでお楽しみに!


actress 上杉智世
FUJIFILM X-M1
FUJIFILM X-M1/XC16-50mmF3.5-5.6

music TAM Music Factory
カテゴリー: DSLR   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

関連アイテム