2013年1月号スタート!「FUJIFILM X-E1」と「吉見衣世」ちゃんの登場だ。撮影日は12月17日(月)。前後はいい天気が続いたものの、丁度この日だけワンポイントで悪天候。残念ながらどんより暗い写真が多い。今週は新年一回目と言うこともあり、出来るだけ明るい写真を集めてみた。
FUJIFILM X-E1の主な仕様は、有効画素数1,630万画素の23.6mm×15.6mmサイズ(APS-Cサイズ)X-Trans CMOSセンサー搭載、最大記録画素数4,896×,3264 ピクセル、ISO 200~6,400(拡張感度設定100/12800/25600)、バッテリーは充電式バッテリーNP-W126、メディアは、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、2.8型低温ポリシリコンカラー液晶モニター約46万ドットに加えEVFに0.5型約236万ドットの有機ELファインダー搭載……など、FUJIFILM Xマウントに対応し、去年7月号で扱ったFUJIFILM X-Pro1の姉妹機に相当する。
動画機能は、1920×1080:24fps、1280×720:24dpsに対応。今回掲載した動画は全て1280×720/24fps/PROVIAで撮影、iMovieで編集、HD解像度で保存、YouTubeへアップロードしている。
使用したレンズは、FUJINON LENS XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの一本。センサーがAPS-Cサイズなので35mm判換算27~84mmをカバー。この手の撮影に限らずオールマイティに使用できる手ブレ補正機構付きのズームレンズだ。
写真は、RAW+JPEGで撮影し、RAWデータを付属の「専用版SILKYPIX」で現像、掲載サイズに合わせて長辺を1,000px(PREMIUM版は2,600px)にリサイズしている。X-Pro1の時は撮って出しのJPEGも掲載したが、今月は全てRAW現像したものだ。SILKYPIXのパラーメータで発色を一番左右するカラーモードは”記憶色1”/”やや硬調”とした。曇天で色乗りが悪いこともあり、それを補う形となる。
カメラの設定は工場出荷状態のまま。ISO感度/絞り/シャッタースピード/AFモード以外は特に触っていない何時ものパターンだ。上ブロックはISO400かISO640。下ブロックはISO2500となる。撮影自体は動画はライブビュー、写真はEVFを使って行った。写りはご覧の様にどんより暗い悪条件の中、色乗りも良く、綺麗に仕上がっている。水着に関しては感度が感度なので、長辺2,600ピクセルで見ると若干ノイズは気になるが、それでもこの肌色は中々のもの。
ただ気になるのは動画だ。X-E1は動画撮影時、露出固定できずAEとなってしまうのだ。今回の様に、背景が明るい場合、被写体が動くと、全体における背景の割合で被写体が暗くなったり明るくなったりする。もちろん露出補正は可能なのだが、被写体の動きに応じて±することは難しい。この件、一応同社には連絡しているので、技術的に可能であれば、ファームウェアのアップデートで対応して欲しいところだ。
吉見衣世ちゃん、実はオリジナルのフォトジェニック・ウィークエンド、2008年10月号【花木衣世 + オリンパスE-520】で登場している。その後一旦引退し、去年の秋から名前を変えて再出発とのこと。4年ぶりの再開だ。相変わらずのナイスBodyに圧倒されっ放しの楽しい撮影となった。(つづく)